ソウルメイトって何だろう…

精神世界のベストセラー本の翻訳者、山川紘矢さんと「いまここ塾」の
カリスマブロガー阿部敏郎さんの対談本からです。
ちなみに、この本では、お二人の瞑想の話も語られてます。興味深いです。
山川紘矢) ぼくはいま、自分の身近にいる人はみんな、ソウルメイトだと思ってます。
阿部敏郎) 同感です。自分に影響を与えてくれる人はすべて、ソウルメイトですよね。
山川)そう、魂が近い。そして縁が深い。縁があるから出会っている。
阿部)ソウルメイトという言葉を聞くと、たとえば自分を幸せにしてくれる人だったり、
何かこう運命的な出会いをした、よくツインソウルと呼ばれるようなものを 連想する響きがある
じゃないですか。 …古い言い方だと、運命の赤い糸的な。若い人たちが求めているソウルメ
イトって、そういうすごくロマンチックなもののような気がするんです。
山川)白馬にのった王子様?そんな人はいませんよ。出会って、互いに大変な苦労を
するのがソウルメイト、とも言われますしね。結婚して、めでたしめでたし、というふうにはなかな
かならない。出会いがドラマの始まり、そして結婚もそこが夫婦の出発点だから。
阿部)まったくその通りですね。『その後のシンデレラ』っていう物語をつくらなくちゃいけない
くらい。
ぼくはね、ソウルメイトって、お互いを磨き合いながら成長していく関係だと
思うんです。言ってみれば、”やすりの関係”必ずしも、居心地のいい相手ではないかもしれな
いって。
山川)うん、阿部さんの言うように切磋琢磨とか、思いやりとか、何か互いに相手を
コントロールしながら、愛を学んでいるように思います。一番身近で、一番成長の糧になる
人、という感じでしょうか。
阿部)ぼくの定義は「自分を苦しめ、自我を明らかにし、自分が持っている問題をすべて表面化さ
せる相手」。ソウルメイトとは関係性で言うと、それぞれが抱える自我を互いに発見して、
成長していくプロセスを共有する相手だと思うんです。
最終的には、自我に埋没している状態から脱却して、自己の本質に目覚めていくという。
山川)たしかに、人との関係は鏡のようなもので、ソウルメイトは自分のいやな面を
映し出してくれますよね。自分の成長にとって欠かせない存在でもあります。
ところで結婚相手はどのケースであってもソウルメイトだと思いますか?
阿部)地球上の何十億人のなかからたったひとり、結婚した人ですから、ソウルメイトと呼んでい
い存在でしょう。だからこそ、結婚生活は苦しみも多いわけだし。
山川)ははは…夫婦はケンカもするし、主導権争いがする、意地の張り合いもするし、なかなか大
変ですよね。でも、それがお互いにさまざまな学びを与え合っています。
切磋琢磨してお互いに助け合うために、魂を成長させるために夫婦になった、というふうに思
うんです。結婚した人はソウルメイトであり、縁の深い人。間違った人とは結婚しない、というの
がぼくの考え方です。問題の起こらない夫婦はありません。僕は何も問題がない夫婦に出会
いましたが、その方は若くして亡くなりました。やっぱり、若くして死に別れという問題はあった
のです。
阿部)ぼくがよく言うのは、夫婦だったらぶつかり合うのが当たり前で、うまくいかないようにできて
いるということ。
ここだけ聞くと、絶望しちゃう人もいるかもしれないけど、肝腎なのはここから。
「関わらないほうがイヤな思いをしないですむ」なんてあきらめるのはもったいない。いろいろ不
満はあるだろうけど、この人しかいないという覚悟を決めて、互いに向き合うしかにあ状況に追
い込んで、相手の良いところを探しましょう」と言っています。
2人で覚悟を決めて、良いところを探し合う努力をすれば、深く豊かな愛情が
生まれ、奇跡が起きると思うんです。
山川)相手の良いところを見るのは大事ですね。でないと、助け合う気持ちが生まれません
から。互いに成長すると、もう本当に相手に感謝、感謝です。
僕はホ・オポノポノを相手に言うのがコツだと思う。
「ごめんなさい」「許してください」「愛してます」「ありがとう」の4つの言葉です。直接言えなかっ
たら、隠れて言いましょう。
阿部)さっき山川さんが言った「縁」で思い出しましたけど、ぼくは妻の智子さんと
親戚だったんです。結婚して分かったんですが、2代前に両家で結婚した人がいたんです。
郷里が東京と新潟と離れているので、まさかそんなことがあったとは思いませんでした。
山川)あるんですね、そういう不思議な縁が。ぼくはソウルメイトって、ずっと一緒に輪廻転生を繰
り返す仲間と言っていいのではないかと思っています。
ソウルメイトは何人もいて、何度もいっしょに地上に生まれてきては、さまざ まな人間関係を
つくりだし、互いの学びを助け合っていると。
阿部)なるほど。山川さん、亜希子さんとは過去世でもずーっと夫婦だったんでしょ。
山川)いつもいつも、というわけではないだろうし、生まれた世によっては関係性の浅い・深いが
あって、好きな人ばかりではなく、なかには大嫌いな人もいるでしょうけど、
身近な存在として出会う確率は高いのではないでしょうか。
<99%の人が知らない 死の秘密>

山川紘矢×阿部敏郎

◇     ◇    ◇

ここからは私の話です。
実は、私は、妻とあまりにも性格が違う、気が合わないことに悩んでいました。
こんなに合わないかと思うくらい食べ物、趣味、観るテレビの番組、考えほか
。話も合いません、お互いにイライラして、ケンカもよくしました。
なので、上記の山川さんと阿部さんのソウルメイトの話はとても腑に落ちるというか、納得させられ
ました。
妻がずっと若い頃に、ある占い師から言われたことがあったそうです。
「奥さんと旦那さんは、前世で9回連れ添っているんです」と。
それを聞いてまともに信じたわけではないのですが、そのことが、なぜか、ずっーと心に引っか
かって いました。その話を親しい友人に話すと、ほとんどはノロケ話に思われて、
「あら、仲がいいんですね、次の来世でもまた結婚するんでしょうね」と言われることがありまし
た。 こんなに気が合わなくて、ケンカばかりしてるのに、また一緒になるの?
イヤだなと思うのですが、そう言いながらも、何故か、心の奥では、
たぶん、また10回目もこの人と結婚するんだろうなという気がしてました。
そして、上記の本を読んで、お二人の話のように、妻とは、何度もお互いを磨き合う関係なんだ
と思えるのでした。
でも、もういい加減、卒業しないととも…(笑)。

追加)
「輪廻点転生」については、私は、あると確信してる訳ではありません。
山川さんは、あると断言していますが、阿部敏郎さんは、個別の魂が輪廻転生することはなく
死んだら個別の魂は、大いなる魂に還ると言っています。金井先生の言う「元波動」の世界
でしょうか。
それと、私と妻とは、最近、不思議に、ケンカもあまりしませんし、とても良い感じです。
なので、10回目は 、 一緒にならなくてもいいかもしれません(笑)…。
なせ、ケンカしなくなったかは、またの機会に書きます。